キウイフルーツ
キウイフルーツが私の中で流行っている。最近は果物を食べることはなかった。バナナはたまに食べていた。なんとなく続けていた糖質制限で果物を食べるのをやめた。しかし今はお米中心の食生活になり、糖質制限をやめてしまった。
お米中心の食生活にすると好みがガラリと変わり、食べるものが変化した。それまでよく食べていた肉や油から遠ざかり、魚やご飯のお供に合いそうなあっさりしたおかずを好むようになった。
そしてフレッシュな果物が食べたくなってきた。もともと、みかん、オレンジ、グレープフルーツの柑橘系は好き。キウイフルーツもたまに食べていた。ふたつに割ってスプーンで食べる方法もあるけど、今はヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトと一緒に食べるのが好きだ。ヨーグルトのまろやかさと、キウイフルーツの甘酸っぱさがよくあう。
自然と体が欲しているので効能は考えずに食べていたけど、調べたら体によさそうな果物だ。まずビタミンCが豊富だ。キウイフルーツ1個で、1日に必要量のビタミンCの大半を補える。人は体内でビタミンCを作り出すことはできないので、日常的に野菜や果物からとらないといけない。ビタミンCはたんぱく質のひとつ、コラーゲンの合成に必要で、足りなくなると壊血病（血管の損傷）になってしまう。
ビタミンCの摂取は免疫力を高める。免疫力は、病気の元となる細菌やウイルスが体内に入ってきたときに排除する仕組み。風邪などの感染症から体を守る働きがある。免疫力を高めるとは、まさに今のご時世にうってつけではないか。
食物繊維も豊富だ。キウイフルーツ1個でバナナ3個分の食物繊維がとれる。イメージ的にバナナのほうが食物繊維が豊富なイメージがあったので意外な驚きだった。なにげなく調べた効能だったけど、予想以上に有益だったので、ますますキウイフルーツをひいきしてしまいそうだ。
一般的なグリーンキウイは、だいたい一個100円で買える。少しだけ高いのは、ゴールドキウイとレッドキウイで、糖度が高く酸味がおさえられている。最近見かけたレッドキウイは中心が赤色で見た目が美しい。値段は170円位で一番高い。まだ食べたことはないから一度食べてみたい。
キウイフルーツは主にニュージーランド産が多いけど、珍しい国産物があって買ってみた。値段はどちらも100円だったので迷わず買った。国産物があるとは知らなかった。12月頃から4月頃の冬から春にかけてとれる。味もニュージーランド産と変わらずおいしかった。
食べておいしいキウイフルーツだが、それだけではなく見た目がかわいい。ちょっと毛がはえている薄い皮を真横に切ると、みずみずしい切り口があらわれる。中心の白い果肉を中心に、ゴマ粒のような黒い種子と果肉の模様が放射状に並んでいる。まるでパッと夜空を彩る小さな花火のようだ。花火は好きだ。人混みは苦手だけど花火大会だけは行きたがる。今年は花火大会の開催は難しいだろうから、キウイフルーツを愛でて花火を見た気になろう。
