煮干し

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煮干し、その名の通り煮て干したもの。だからと言ってなんでも煮て干せばいいってもんじゃない。ハンドバッグとか時計は煮干しにしない。煮干しにするのは小魚と決まっている。小魚はたいていイワシで、そのほかキビナゴ、アジ、サバ、トビウオ(あご)などがある。

 

煮干しは日本料理の出汁として使う。子供のころ、母が煮干しで出汁をとった味噌汁を飲んでいた。出汁がとられた煮干しが何匹もゴロゴロしている。たいていはそのまま台所の三角コーナー行きなのだが、たまに味噌汁椀に入っていることもある。「えー」と思ったけど「カルシウムとか栄養がとれる」とかなんとかで食べさせられた。まぁ食べられるんだけどさ、6、7センチくらいのなかなかの大きさで見た目もちょっとグロテスク、「食べておいしい」というものではなかった。

 

そんな味噌汁で育った私は、煮干しで出汁をとっていない。味噌汁は毎日のように作って飲んでいるが、お手軽な顆粒だしを使っている。いまみたく暑い夏なんかは、味噌汁のかわりに冷たい麦茶になる日もあるけど、それ以外の季節はやはり味噌汁。とくに寒い季節に飲むと体はあたたまるしほっとする。やはり基本は炊きたてご飯と味噌汁かな。

 

食べる煮干しはしばらく食べていなかった。出汁用ではなくそのままポリポリ食べるやつ。ふと食べたくなったので買ってきた。一袋50gで200円ちょっとなのでお求めやすい。大きさも3、5センチ程度、内臓も苦味がなく食べやすい。小魚をまるごと食べるのでカルシウムがとれるし、DHAEPAは血液をサラサラにし中性脂肪を低下する働きがある。

 

なにか食べたくなったときのおやつは、アーモンドや煎り大豆を食べていた。これに煮干しをプラス。なんて健康的なおやつだろう。今の時期はブラックのアイスコーヒーと一緒に。煮干しがいい感じではまってしまった。おいしくて歯ごたえがある。なくなったから別なメーカーのものを試してみた。メーカーによって若干の大きさや食感がちがう。いろいろ食べ比べてみようと思う。

 

おやつは甘いものが食べたくなったら、バナナ。輪切りにして冷凍してあるから、牛乳や手作りのプレーンヨーグルトに入れて食べる。自然の果物なのにとても甘くてお腹にも満足する。あとはグレープフルーツを買って食べている。ほどよい酸味、ジューシー、ひと房づつむいてこれまたヨーグルトと一緒に。実家から送られてきたたくさんのブルーベリーは冷凍保存してあるから、これも一緒に。

 

煮干しの大きさで名前が変わり、3cm未満はチリメン(シラス)、3〜4cmはカエリ、4〜6cmは小羽、6〜8cmは中羽、8cm以上の大羽と言うのだそうだ。そういえば子供のころに、イワシの稚魚のチリメンジャコが食卓にのぼることがあった。チリメンジャコにまぎれてちいさいタコが入っていたことがある。当時はけっこうな頻度でまぎれていた。あれ、探すのたのしかったなぁ。

  

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チリメンモンスターをさがせ!

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  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 大型本