パジャマ

f:id:m-kite:20200708111155j:plain

 

寝巻、寝間着、パジャマ、ナイトウエア、寝るときに着るもの。こどものころは「ねまき」と言っていた。いまは「パジャマ」と言っている。もともとは浴衣のような形の「寝巻」だったが、当て字の「寝間着」になったようだ。

 

寝るときはなにを着るのか、着ないのか。全裸の人もいるだろう。パンツを脱いで寝ると健康になるという「ノーパン健康法」もある。当時は健康法だとは知らなかったが、夏に一度やってみたことがある。シーツにふれるとサラサラとして気持ちがよい。でも守られているものがない無防備な体、スカスカとしてちょっと落ち着かない。それにシーツを汚してしまいそうで気になり、それきりでやめてしまった。

下着だけの人もいるだろうし、以前わたしもその時期があった。洋画を見ているとベッドで寝ている男女はパジャマを着ていない。下着だけが多いように思える。かと思えば、寝る時用の締め付けの弱いパンツもある(知らなかった)。

 

ジャージや部屋着のまま寝る人も多いらしいが、寝るときはパジャマに着替えたい。以前、旅行のときにやむおえず部屋着で寝たことがあるが、リラックス感がなくて落ち着かなかった。部屋着だとあれこれ動きまわっているし、日常の汚れがついているようで寝るときに持ち込みたくない。世の中の人の好みはさまざまだ。

 

いまは必ずパジャマを着ている。通年用、夏用と何着か持っている。夏は暑いので半袖のパジャマを着ていたときもあったが、意外と体が冷えてしまう。はじめは涼しくていいけど、寝てる間は寝返りもするし、タオルケットもはだけてしまって、肌がひんやりと冷えてしまっている。とくに真夏はクーラーをつけっぱなしにするので、半袖では冷えてしまう。

七分袖のパジャマならどうかと(下は七分丈のセット)しばらく着てみた。これも同じだ。寝始めは快適だが、夜中に露出した肌が冷えてしまって寒い。タオルケットをかけても、いつのまにかはだけている。

やはり夏でも長袖長ズボンのほうがよい、と先日パジャマを新調した。夏用のとてもうすい綿100%の生地だ。ラベンダー色で花の模様がかいてある。これがとても涼しく快適でかなり気にいってしまった。以前なら「えー、夏に長袖長ズボンなんて暑い」と言っていたが、夏用の快適なものがあるとは知らなかった。 

 

泊りがけの旅行のときはどうするか。旅館ではそなえつけの浴衣がある。大浴場に行くとき着られるし、食事のときも着て食事処に行くことができる。人によっては楽だろうけど、動きづらくてどうも馴染めないのであまり着ない。パジャマを持っていかなかったので、浴衣を着て寝てみたが、前や下はバサバサとはだけてしまうし落ち着かなかった。

別な旅行のときは、Tシャツなど楽な部屋着を着て寝たけど、リラックスできなくてどうも落ち着かない。やはりパジャマじゃないとだめだと、今は旅行のときはかならずパジャマを持参している。これがあれば寝床がちがっても、いつもどおり安心して寝れる。

 

先日、行きつけの整体に行った。最近胃腸の調子がよくなかった。今まではそんなことはなかった。先生は「体の冷えが胃腸の不調になることもある」と言った。そのときはくるぶしが見えるほど短い丈のスニーカーソックスを履いていたが、それも不調の原因だという。「夏でも足首はちゃんと守ったほうがよい」と言われた。足首には太い血管があり、冷やしてしまうと体の冷え、不調につながる。

信頼できる先生なので、その日からスニーカーソックスはやめた。寝るときは足首にレッグウォーマーをつけた。朝起きるとひんやりとしていた足首はレッグウォーマーのおかげで温かくなっている。

 

さらに「寝る時は腹巻をするか、パジャマの上をちゃんとズボンのなかに入れ、お腹を温めるといい」と教えてもらった。ヘソのまわりの皮膚はとてもうすいらしい。子供のときは母に「お腹冷えるから、ズボンのなかに入れなさい」と言われてその通りにしていたのに、大人になるにつれ、いつのまにかズボンの外に出していた。今はお腹を冷やさないように、またズボンのなかにビシッと入れている。