怖い話を聞くと

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夏といえば、怪談、怖い話。ゾワリと鳥肌がたち、すうっと汗がひいてくる、暑〜いときの清涼感。実は心霊、幽霊系はかなり苦手である。だってこわいもん。

 

お化け屋敷だって入れない。入口を見ただけで足がすくんでしまう。絶対ムリ。どれくらい無理かというと、小学生のとき幼稚園のお化け屋敷に行ったときのこと。私は怖いから入りたくなかったけど、友達にむりやり連れて行かれた。お化け屋敷にみたてた暗い教室のなかは、迷路のように仕切られている。ああもう、入りたくないよ。友達にせかされて意を決して進む。単純な道筋をそろりそろりすすむと、「わあっ!」とお化けに化けた人が出てきてきて「わあっ!」と驚いた。ああもう、心臓にわるい。心臓とまったらどうするんだ。さいごのほうで上から「ひやっとする」ものがぺたりと肌に落ちてきた。「わあっ!」と驚いたら、小さく切ったこんにゃくだった。上を見たら「こんにゃく落とす人」と目があった。たかが幼稚園のお化け屋敷ですら、このありさまだ。

 

遊園地では夏にお化け屋敷があるけれど、一度も入ったことない。入口の生首を見ただけでムリムリ。だって年々、怖さも本格的になっているんでしょう。ジェットコースターの絶叫系ならぜんぜん怖くないけど(むしろ乗りたい)、お化け屋敷はだめだ。

 

小学生のころ流行っていたテレビ番組「あなたの知らない世界」。一般人が体験した恐怖・心霊体験を再現したドラマ。友達もみんな見ていた。再現ドラマがおわると、年配の放送作家であり心霊に詳しい「新倉イワオ」がたんたんと解説をする。

「なにか気配がしてくる」「なにか出て来そうな」怖い場面にさしかかると、だんだんと薄眼にする、テレビ画面から視界を外す。それでも怖いときは「必殺・目をつぶって」やりすごすのだ。耳もふさげば効果的だ。こうすればなにも怖くない。

 

怖がりのわりに、興味本位で怖い話を本で読んだりする。本なら昼間はぜんぜん怖くない。テレビや映像などの具体的な視覚イメージがないから、恐怖がさほど広がらない。怖がらせる効果音もない。しかしだんだんと暗くなり夜になると、なんとなく思い出してしまう。風呂に入って髪を洗うとき怖い。目をつぶっているときに怖い話を思い出し、まわりになにかいるのではないか、触られるのではないか。怖いシーンを思い出さないようにすればするほど思い出してしまう。こういうときにかぎって、イメージがどんどんふくらんでしまう。怖くなったときはシャンプーの途中だが、すこしだけ薄眼をあける。大丈夫、なにもいない。そうしてできるだけ早く髪を洗ってしまう。

 

その次は夜寝る時だ。布団に入って「さあ寝よう」と目をつぶると、またもや昼間見た怖いことを思い出してしまう。風呂に入っているときと同じだ。想像したくないのに色々と想像してしまう。夏は暑いのでタオルケットから手足を出している。そこに「幽霊に触られるのではないか」という恐怖がある。そんなときは「必殺・タオルケットで手足をかくす」だ。こうすると体が外に出てる部分はないから、幽霊に触られる心配がない。顔はでているけど。タオルケットが結界となって守ってくれる。みんなもそうしてなかった?これで安心して眠れる。

しかし次なる心配ごとは「夜中にトイレにいったときに怖い話を思い出してしまう」なのだった。

 

ちなみに謎の巨大生物やオーパーツなどの話は神秘的で好きだ。

 

 

 

 

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