コーヒーフェスティバル
私はインドア派でさほど外に出かけなくても不満がないほうだ。昔からそうだけど、パソコンとネット、気分転換のコーヒーでもあれば家でいくらでも過ごせる。休日は近所のお気に入りのカフェでゆっくりランチでもできれば幸せな1日になる。
そんな私が唯一行きたがるイベント、それはコーヒーフェスティバル。コーヒー好きなので、さまざまなコーヒーが一度に楽しめるイベントはわくわくする。
数年前から行きはじめたばかりで、今までで6回行った。場所は、埼玉県「川越コーヒーフェスティバル」、東京都・青山「東京コーヒーフェスティバル」、兵庫県神戸市「ジャパンコーヒーフェスティバル」、東京都・東小金井「中央線コーヒーフェスティバル」。その土地、イベントごとにちがった魅力があるからいろんな場所へ行ってみたい。
長年のコーヒー好きだけど、味には詳しくないしこだわりも少ないと思う。もう何年も前に、ひどい頭痛でコーヒーメーカーは捨ててしまった。「コーヒーと頭痛」。家ではドリップコーヒーは飲まず、インスタントコーヒーを飲んでいるし、基本はカフェインレスコーヒーにしている。
コーヒーフェスタでコーヒーを飲むために並んでいると、お店の人はドリップしているときにいろいろと話しかけてくる。たいてい「コーヒーはよく飲まれるんですか」「家でもよく飲まれるんですか」が多い。まぁここに来るくらいだから、たいていの人はコーヒー好きだろう。それもこだわりがすごくありそうな。
そんな私は「あ、家ではインスタントコーヒーばかりですね。それもカフェインレスで」と言ったら苦笑された。こういう人は少数派なのだろうか。だからこそ、外で飲むドリップコーヒーは特別でうれしいのだ。
出店するすべてのお店は「スペシャリティコーヒー」を出す。生産者が見える、高品質で味・製法ともにこだわりのある特別なコーヒーだ。それまではコンビニのドリップコーヒーをよく飲んでいて、値段の高い「スペシャリティコーヒー」は飲んだことがなかった。
だいたいは専用のちいさなマグカップ付コーヒーチケットが販売されている。コーヒーチケットは4枚1000円くらい。さまざまな「スペシャリティコーヒー」を飲み比べすることができる。コーヒーのほか、チャイや、コーヒーに合うパンやビスコッティ、チョコレートなどの甘いものも売っている。
今の流行りは「サードウエーブ」、浅煎り嗜好と、コーヒーを飲む体験の重視だ。なので今のコーヒーフェスタでは浅煎りがとても多い。はじめてコーヒーフェスタで飲んだときは、その味にとても驚いた。酸味が強く後味すっきり、はじめての味。これもありだと感じた。
おいしさはお店によってまちまちで、期待して飲んだ浅煎りは、妙に酸味ばかり強調されておいしさが感じられないコーヒーもあった。抜群においしいコーヒーもあった。これも飲み比べの楽しさだ。いろいろと飲んでみたところ、私の好みは、苦味が強く酸味の少ない深煎りだということもわかった。
フェスタ専用のちいさなマグカップ。コーヒーグッズもいろいろと売っている。コーヒー豆はもちろん、Tシャツやバッグ、マグカップや缶バッチなどなど。見ているだけでも楽しく、つい欲しくなってしまう。ショップカードも洒落ている。あぁ、またコーヒーフェスタに行きたい。
▼川越コーヒーフェスティバル(埼玉県)
▼東京コーヒーフェスティバル(東京都・青山)
▼ジャパンコーヒーフェスティバル(兵庫県神戸市)
▼中央線コーヒーフェスティバル(東京都・東小金井)