糖質制限
正反対の食事
ご飯を食べない、パン食べない、パスタ食べない、うどん食べない、焼きそば食べない、じゃがいも食べない、焼き芋食べない、果物食べない、ドライフルーツ食べない、フルーツジュース飲まない、ケーキ食べない、せんべい食べない、お菓子食べない、とにかく砂糖とらない。ええー……。
糖質をとらないかわりに、たんぱく質食べる、肉食べる、ステーキ食べる、魚食べる、卵いっぱい食べる、油、脂、バターは気にせず食べる、間食にチーズ、ナッツ食べる。いやぁ、これまでと正反対の食事だよ。まさかこんなことがおころうとは。
やっぱり運動不足
きっかけは運動不足だ。会社勤めをやめ自宅にいるようになってから、体がすこしもったりとしてきた。スーパーに買い物に出るくらいで、まったく外出しない日もある。洗濯物干しにベランダに出るくらいか。
会社勤めしていたころは、家から会社まで片道1時間、往復2時間。満員電車にゆられて文庫本を読みながら、つり革にはつかまらずバランスをとっていた。毎日続けていると、つり革にはつかまらなくても大丈夫な体になった。知らず知らずのうち体幹は鍛えられていたようだ。
会社へ行くと同僚の目があるから、背筋は伸ばしある程度ちゃんとした姿勢を保たなきゃいけない。時間節約のためはやく移動したいので歩くのも速くなった。他の人と比べて速いのは今でも変わっていない。特に運動はしていなくても、会社に行くだけでちょっとした運動になっていた。
それにくらべて、家にいると人目がないから「さてちょっと休憩」と好きな時に間食をする。ついついお菓子に手を出してしまう。「これおいしいな」とまた食べちゃったりして。これがあぶない。
ある日突然気がつく
標準体重以下の普通体型だけど、お腹やふとももの贅肉がついている。毎日見ているはずなのに、ある日突然気がつくのである。トイレの便座に座るとすごい。おしつぶされた贅肉でぽちゃぽちゃしたお腹やふとももが。
「なんだこれは、いつのまにこんなに育ったのだ」。お腹の贅肉をつまんでみる。「気がつかなかったなぁ……」と私を驚かせ、「はぁ〜……」と落胆させた。
当時からウォーキングからはじめジョギングもしていた頃だったが、糖質制限はやっていなかった。やっぱり食事も変えなくてはだめか。昔から油物は好きではなかったので、そういうものはあまり作っていなかった。ちなみに揚げ物は今まで一度も作ったことはない。
一年ほどゆるい糖質制限をやった
糖質をひかえめにしようと白米から遠ざかる食生活になり、家ではほとんどご飯を炊かなくなった。夜はご飯を食べず、なるべく糖質はとらない。
そのうち昼に食べていた少量のご飯も食べないようになった。それぶんタンパク質や脂質を多く採るようになった。肉や卵や野菜、間食にはチーズやナッツ食べる。たしかにご飯を食べないと体重は落ちる。もともとは太っていなかったから、最大で2kg程度か。
エスカレートして、朝の目玉焼きトーストをバターコーヒーだけに変えた。シリコンバレー式 自分を変える最強の食事はもちろん読んだ。ブラックコーヒーにギー・イージー 200gを入れて飲む。このギーは、乳臭いようなかなりクセのある味だ。好みがわかれると思う。その後は無味無臭のMTCオイルに変えた。一ヶ月続けたが、体重は減りも増えもしない。結局また目玉焼きトーストに戻した。
一年ごしの人間ドッグの結果
人間ドッグの結果、総コレステロールに影響がでた。人間ドッグは今回で4回目だが、はじめて基準値150〜219mg/dLを上回る236mg/dLとなった。ちなみに前回189mg/dL、前々回166mg/dL。
脂質は今までにないくらい多く採っていたので当然の結果だった。間食にアーモンド、くるみのナッツ類、チーズはよく食べていた。肉を油で焼き脂身も食べていた。
コレステロール値が高いと、動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞など血管系の病気が起きやすい。食事は偏り過ぎず、何事もほどほどにしないといけないなと思った。
そして今は
最初のころ「もうご飯は食べないし、炊飯器はいらないんじゃないか」と思ったが処分しなくてよかった。それで思い出したのは過去に書いたコーヒーと頭痛 - 毎日のこぼれ話。「コーヒーは一生飲むことはないだろう」とコーヒーメーカーを処分してしまったのだ。
結局またコーヒーを飲んでいる。物事に絶対はない。絶対と思っても時間の経過やライフスタイル、体調の変化とともに、考えが変わっていくこともある。
1年経った今は、ご飯も食べはじめているし、焼きそばも食べている。お菓子もふつうに食べている。夜にご飯を食べていないだけだ。ご飯の話はまた次回。
