福袋とゴミ袋

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季節外れの福袋。この写真を撮ってから一ヶ月経ってしまった。福袋を買うのは楽しいものだ。子供のころは街にある文房具屋さんの福袋をワクワクしながら選んだ。女の子が好きそうなファンシー柄の文房具、プラスチック製の引き出しのついた小さな小物入れなど、何千円分もアレコレ入ってこれで千円!中身が見えないからひとつひとつ手にとって重さをはかってみる。重さはマチマチでやや重いもの軽いもの様々だが、なんとなく「重いものがいいもの入っている」と思ってしまう。この感覚は今でも同じで、キャベツや焼き芋など買うときは手に持ってなるべく重いモノを選ぶ。ずしりと重たいものはそれだけ中身がつまっているということなので頼もしく喜ばしい。

福袋は開けてみる前までがいちばん楽しいかもしれない。開けてびっくり、得したもの、いららないものが顔を出す。値札がついていると合計金額を計算して「こんなに得した」と自分に言い聞かせ納得させる。ひとおおり見て最高潮になった気分は、風船がしぼんでいくように、さあーっと平常心にもどる。今は中身がわかる福袋が多いから、昔ほどのワクワク感はなくなってしまった。大人になるにつれ福袋を買うこともなくなってしまった。

この写真の福袋は買ったものではない。年明け、住宅展示場に冷やかしに行ったときにあれこれ景品をもらったのだ。なんだかんだいってもやはり福袋はうれしい。最後は紙用のゴミ袋としてしっかりと活用させてもらった。

ヘイコー 手提 紙袋 福袋 2才 32x11.5x41cm 50枚

ヘイコー 手提 紙袋 福袋 2才 32x11.5x41cm 50枚

  • 発売日: 2020/09/10
  • メディア: オフィス用品