甘いもの

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3時のおやつや休憩に甘いもの。食べ過ぎはいけないけれど、日々の生活の休憩にちょっとした甘いものがホッとする。思えば実家では、おやつや食後のデザートの習慣があった。世の中では、間食はしなかったり甘いものを食べない人たちもいるが、家ではそんなことはなかった。ちょっとしたお楽しみという感じ。

 

一年ほどのゆるい「糖質制限」の記事を書いたけど、最後のほうはふつうにお菓子や甘いものを食べていた。今はメインは白米にして糖質制限はしていない。昔からコッテリ系よりアッサリ系が好きで、その好みは変わらない。糖質制限をやっていたときは意識的に、油物こってりを食していたから、間食はアーモンドやくるみなどのナッツ、チーズをよく食べていた。糖質制限をやめたらその欲はなくなってしまった。

 

一人暮らしの20代、工場で仕事していたころ羊羹を好んで食べた。早起きして近くのコンビニで「ひとくち羊羹」1個だけ買って、家でドリップコーヒーを入れ、ゆっくり読書するのが好きだった。どれくらい早起きかと言うと、外はまだ薄暗く夜明け前だった。朝ごはんや出勤前の支度がはじまる1時間以上は早起き、トータルで出勤前の2時間前には起きて「ひとりゆっくりする時間」がないと落ち着かなかった。

 

「ひとくち羊羹」1個だけ買うために、早朝コンビニによく行っていたから、今考えると変な習慣だったな。それもまとめて買い置きするのはダメで「わざわざ当日の早朝に買いに行く」というのが大切で、それは「今日1日をスタートさせる大切な儀式」と言ってもいい。

 

もちろん1本まるごとの羊羹も好きだったので、当時はいろんなメーカーのものを食べ比べしていた。羊羹1本食べやすいように切ってタッパに入れて冷蔵庫で冷やしていた。ちょっと固めのもの、水羊羹にちかい柔らかめなもの、練りあんこしあん、さまざまある。虎屋の羊羹みたいに高級なのは買えないし、スーパーで気楽に買えるものばかりだ。極端に安いものは砂糖の味しかしない。やはり小豆の味があじわえる羊羹がよい。

 

 

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コーヒーゼリーと黒棒

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今は「昔ながらの甘いもの」が気分だ。「仏壇スイーツ」というのか。黒棒、おばあちゃん家にあったカラフルなミックスゼリーとか妙に気になる。「黒棒」は黒砂糖、国内産小麦粉100%、鶏卵、水あめ、膨張剤のシンプルな材料で、ぎゅっと身にしみる甘さでとてもおいしい。

百均にて「コーヒーゼリー」を発見。オブラートに包まれた甘いゼリーだ。こういうの懐かしいなぁ。予想どおりの味、甘さが先にくるがコーヒーの味もちゃんとする。

「寒天こんぶ」水飴、沖縄県産黒糖、寒天、オブラート、北海道産昆布(粉末)、乳化剤(大豆由来)とシンプルな材料。ほんのり昆布のやさしい味。光に透かすときれい。

 

 

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 素朴な菓子、落雁が気になっていた日、同じマンションの人から引っ越しのご挨拶に「和三盆」をもらった。引き寄せの法則だろうか。小包装のフィルムをはがそうとすると、和三盆は折れてすぐにホロホロになってしまう。とても繊細なお菓子なのだ。そのお味もとても繊細、口の中にいれるとやさしい甘さが広がりすぐにすっと溶けてなくなってしまう。手のひらサイズほどの小さな箱に入っている。

 

 

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長野県の和風ゼリー菓子「みすゞ飴(みすずあめ)」。昔に食べたことがあった。たまたま近所のイトーヨーカドーにひとつだけ売っていたので思わず購入。20粒 税込486円。

みすゞ飴は100年の歴史があり、無香料・無着色にこだわった手作りだ。6種類(あんず、梅、三宝柑、ぶどう、もも、りんご)の完熟国産果汁に、寒天とグラニュー糖と水飴を加えたもの。口に入れると果実がひろがり、まるで濃厚ジャムような風味。ちょっと値段は高めだが材料にこだわっているし、その価値はあるだろう。

 

 

飯島商店 みすず飴角袋 5袋