筋トレ

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筋トレ、みなさんも一度は経験あるのではないだろうか。「一度なんてもんじゃないよ、今だってずっと継続中だよ」「昔やっていたけどもうやっていない」「やろうやろうと思っているけどまだやっていない」「やりすぎは体に悪い」「これから本気出す」と様々な声が聞こえてきそうだ。

 

筋トレは疲れるものだし、日常的に継続するのはむずかしい。「やったほうがいい」と思っていてもその一歩が踏みだせない。一歩踏み込んだのはいいけれど、二歩下がったりする(お菓子食べたりとか)。うんうん、わかるわかる、その気持ち。私も一時期やって挫折したことがある。スポーツジムに通って続かず、すぐやめた話はまた次回。

 

そういう私は去年の年末から筋トレはじめた。三日坊主の私が、なんと継続8ヶ月。短い時間とはいえ毎日続けている。「裏切ったな」という声が聞こえてきそうだ。朝ご飯を食べ、後片付け歯磨きをし、その後にはじめる。内容は、スクワット20回、腹筋20回、腕立て伏せ20回、懸垂5回。トータル時間は10分にも満たない短さだ。

 

なぜこんなに続いているのか。初心者ほど内容と時間のハードルをかなり下げる。いきなり長時間、ハードな筋トレなんて続くわけがない。はじめはバカにするほど簡単なトレーニングにする。これもそれもすべては「プリズナートレーニング」で学んだ。「プリズナートレーニング」の著者は23年間刑務所で過ごした元囚人。外国の囚人というと筋肉隆々、とはいえ見せかけの筋肉ではなく自重トレーミングで鍛えた「実践向き」の筋肉だ。刑務所内では弱肉強食、弱いものは淘汰され強いものだけが幅を利かせる。「真の強さを手に入れたくないか?」もう、このストーリーだけで面白いじゃないか。

 

ぱらぱら内容を確認していると共感できる内容だったので、本を手元において実践したくなった。その思ってから手に入れたのは早かった。本好きの私だけど、なかなか本を買うことはないので(いつも図書館で借りる)これはとても珍しい。ちなみに「プリズナートレーニング」シリーズ全4冊すべて手元にある。だんだん内容がパワーアップして、初心者はとても追いつける内容ではないが読み物としても面白い。

 

それぞれの筋トレは「ステップ1」から「ステップ10」まである。「ステップ1」は健常者であれば容易にできる内容だ。たとえば「ステップ1」腕立て伏せは、皆が知っている「あのフォーム」をいきなりやらない。壁に向かって立ち、手を平らに置く。そのまま額が壁にやさしく触れるまで、肩とヒジを曲げるといった具合だ。あまりにも簡単で余裕だ。回数やセット数は初心者、中級者、上級者でそれぞれちがうので、無理なくできる。それぞれのレベルは一ヶ月間続ける。簡単にできても次のレベルに進みたくても一ヶ月間続ける。

 

自己流だったり、焦ってやっては「真の強さ」は手に入らないだろう。内容、考え方に共感できたので、レベルごとに一ヶ月間もくもく続けた。あれから8ヶ月経ったので、「ステップ8」かといえばそうではない。懸垂以外は「ステップ5」でとまっている。だんだん内容がハードになってくるから、簡単にできるようになるまでそのレベルを続ける。なのでずっと「ステップ5」をやり続けている。懸垂にいたっては「ステップ2」でとまっている。純粋な懸垂は一回もできないだろう(自宅にぶら下がる場所がない)。「ステップ2」は机の下にもぐり、手はテーブルをつかみ、足は下につけた斜め懸垂。5回できつい。

 

その時期に、近くの公共のジムでパーソナルトレーニングをやったのも、モチベーションを維持するのに役立った。なにせちゃんとした筋トレはやったことないし、長く続けたいから自己流ではだけだろうと思ったからだ。それぶんお金はかかるけど、正しいフォームややり方を教わるのはよいと思う。私より年齢が上の男性トレーナーだから、加齢的なこともわかってくれる。自分ひとりだと汗が出るまでトレーニングはしない。しかしお金を払っているパーソナルトレーニングは自然と汗がかいてくる。自宅でできそうだなというところでパーソナルトレーニングはやめた。そこから「プリズナートレーニング」をずっと続けているのだ。

 

肝心の身体の変化だが、鏡で見てみると、上半身は筋肉がついていてうっすら引き締まってきたようだ。下半身はまだ脂肪が多く、まだまだこれからといったところ。