一生に一度は、映画館でジブリを。虫について。

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「一生に一度は、映画館でジブリを。」のキャッチフレーズで、全国の映画館でジブリ映画が上映されている。「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」の四作品。

長年のジブリファンで宮崎駿監督の映画が好きなので、週末に一本づつ「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」を見に行った。それぞれ何度も見たことはあるが、映画館の大画面で見られるのはもうないだろうから貴重だ。久石譲の音楽も世界観があってとてもすてきだ。

  

小学生低学年のとき「風の谷のナウシカ」をはじめて見た感想。「王蟲が気持ち悪くてこわい!」。話はなにもわからなかったし、ちゃんと見ていなかった。ただ、色んな大きい虫がでてくるのは面白かったし、戦いのシーンがあったりでインパクトがあった。

 

当時はテレビで再放送していたから、また見る。風の谷の姫、ナウシカ(16歳)にすっかり心を奪われてしまった。姫としてみなに慕われていて、かわいくてやさしいのに強くて格好いい。当時もじもじしていた内向的な私はあこがれた。私もそうなりたい。

アニメ雑誌アニメージュ」を買うようになった。アニメキャラの人気投票があって一位はずっと「ナウシカ」の時代。とうぜん私も応援していた。私のなかでナウシカがずっとヒロインだった。

 

王蟲ってダンゴムシにも似てるけど、そのダンゴムシですら気持ち悪くて触れない。黒くつやつやして硬い鎧をまとっていて足が14本(もっと多いかと思った)。つつくとコロン、と丸くなる。死んだふりか。まぁ愛嬌はあるけど。そういえば中学生のとき理科の女の先生が、ダンゴムシをシャーレに入れて「かわいいよ」と言って触らせてた。丸くならないのはワラジムシ。気になって画像を見てみたら、うわあ、やっぱり気持ち悪い。

 

子供のころはトンボや蝶々、くもや毛虫(刺されないよう、そっと毛の部分だけを持つ)をさわって捕まえることもできた。田んぼにいるヒルだって捕まえた。子供に大人気のカブトムシやクワガタムシはよろこんで捕まえた。

トンボは捕まえようとすると、噛み付こうとして痛いし凶暴だ。捕まえるとシッポからポロポロとちいさな卵をうんだ。捕まえられた危機感だろうか。かわいそうだからそのあと逃してやった。秋になると赤トンボがでてくる。きれいだから捕まえるとポイント高い。田んぼには、細く可憐なイトトンボ。光るグリーンやブルーの色合いできれい。めったに目撃できない、体長9〜11セントほどの大きいオニヤンマ、ギンヤンマを見たときは驚きよろこんだ。

 

今ではトンボだって気持ち悪くて近寄りたくない。よくあんなグロテスクなものを捕まえて喜んでいたもんだ。子供のときは、なんにでも興味しんしんで警戒心がうすいからね。大人になるにつれ知識もつき「虫は気持ち悪いもの」と認識するようになるのか。

これでは蟲を愛する姫君、ナウシカにはとてもなれそうにもない。いや、年齢的にもムリだけどさ。

 

 

ジブリ映画をより楽しむために「岡田斗司夫さん」のYouTubeがとてもためになる。かなりマニアックで深い洞察力と知識に驚かされる。

www.youtube.com

 

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