テフロン加工のフライパンがくっつきすぎる

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「テフロン加工のフライパンのくっつくなぁ」と思いながらもだいぶ経ってしまった。小さいのと、中くらいの2つとも。いつも油を多めに入れてだましだまし使っていた。そのだましもがまんの限界だった。オリーブオイルの大量消費、毎日のことだからバカにならない。テフロン加工がはげてるから、ただのフライパン。いや「くっつくフライパン」だ。

 

「くっつくフライパン」でチャーハンを作る。少し嫌な予感がしたけど仕方がない。ごま油を多めに入れて、とくにくっつくところには念入りに。溶き卵いれてネギ入れて、冷やご飯入れて。手際よくちゃっちゃとやっているつもりだが、全体をかき混ぜて味見して「味薄いか」って塩入れて調節して、くっつきそうだからごま油入れてかき混ぜているうちに、やっぱりくっつくよねどうしても。深さがあるお皿に入れひっくり返し、丸い形のャーハン完成。うん、さほどパラパラじゃないけれどお家ごはんって感じでおいしい。

チャーハンの後のフライパンは、全体的に米粒がこびりついている。洗う手間だってバカにならない。そんなストレスを一掃するため「金輪際、くっつくフライパンとはおさらばだ!」と、私は台所で声高々に宣言した。

 

そして近くのイトーヨーカ堂であっさりと買ってきた。もっと早く買えばよかった。小サイズ20cm・ノーブランドで1000円(水色でかわいい)と、中サイズ26cm・サーモスで2000円。思ったよりぜんぜん安いじゃないの。

ガス火専用だから驚くほど軽量だ。IH対応になると重く、持ってみた感じがぜんぜんちがう。毎日使うものだから軽ければ軽いほどいい。 小フライパンは毎朝の目玉焼きに使う。油を入れなくてもくっつかない。焼きあがった目玉焼きはツルンと外れる。わぁ、なんて快適なんでしょう。 中フライパンで焼きそばを焼いてみた。風味づけのごま油を少し、豚肉・人参・玉ねぎ・キャベツ、そして麺を投入。ツルンツルンとフライパンの中で具材は踊り、いい感じに炒めあがった。お皿にもり鰹節と青のりをふりかける。ずるずる、うん、おいしい。久しぶりの焼きそばだったけど、休日のお昼ご飯にぴったり。

 

テフロン加工を長持ちさせるポイントは、空焚きしない、調理は中火以下、金属のヘラは使わない、急な温度変化に弱いのですぐに水につけない。やわらかいスポンジでやさしく洗う。思い返すとすぐに水につけてジュッとやってたなぁ……。

 

新品を買ったのはいいけど、「くっつくフライパン」が小2個、中1個ある。これどうしよう。ミニマリストならすぐ捨てるんだろうけど、まだ何かに使えそうだしもったいない。逆に「テフロン加工でしちゃいけないこと」をやればいいのだ。強火でガンガン炒めたい時、長時間フライパンのなかで保存する時。

「くっつくフライパン」だからついでにお金もくっついてくれないかな。「お金を引き寄せるフライパン」一家に一台いかがですか、なんて。