胃腸の不調

胃腸の調子がわるくなり、あまりご飯を食べられなくなってしまった。きっかけは忘れもしない10日ほど前からだ。午前中に整体に行き、おいしいお店でランチを食べた。前にも食べたことのある唐揚げ定食。唐揚げはこぶしくらいありそうな大きさでゴロンと3個。大根おろし(荒い食感の鬼おろし)も、こぶしひとつぶんもある。満足して食べ終わり、一駅ぶん歩く。人気のコッペパンをひとつ食べ、いつも行列している肉屋のメンチカツを買って帰った。夜にそのメンチカツ(でかい)を食べたあと、胃が重くなってきた。昼も夜も揚げ物だったから胃がもたれたのだろう。胃薬を飲んで寝た。

いつもはそれで治るのだが、あくる日もずっと胃が重たい。食欲はあるのだが量が食べられない。量は少なくしていたが、消化するのにかなり時間がかかり不快感がある。いつもの半分も食べていない。感覚的に1/3程度の量ではないか。一食ぶんが、軽くご飯茶碗一杯ぶんしか入らない。おかずやらなにやらすべてを入れての量だ。

量を少なくするだけではダメなので、消化のよい食べ物にする。毎朝食べていたライ麦食パンは白い食パンに変え、ご飯に麦や雑穀を入れるのはやめて白ご飯にした。ご飯はややかためが好きだったけど、ふつうのかたさにした。やわらかいほど安心する。油物、かたいもの、脂肪分が多いものはやめ、日常的にとっていたコーヒー、チョコレート、アーモンド、せんべい類もやめた。実際にアーモンド、小さなせんべいでも胃が重くなったので、食べる気がしなくなってしまった。「かたいものは口の中でよく噛めばよい」と思うのは間違いで、よく噛んでももれなく胃の不調になる。食物繊維の多い野菜やきのこ類も食べられない。肉や魚は焼くとタンパク質がかたくなってしまうので消化時間がかかり食べられない。魚の刺身は消化がはやいので、負担なく食べれた。回転寿司でも問題なく食べれた。

バナナ、フルーツゼリー、トマトジュース、ヨーグルト、カステラ、おかゆ、白ご飯、梅干し、半熟たまご、納豆、うどんなどは消化がよいので、しばらくこんな食生活。夜はご飯茶碗に1/3ていどのご飯に、梅干しや納豆。あとはプレーンヨーグルトを食べておしまい。これだけの食事量でも、胃での停滞時間が長いようでお腹はすかない。消化がよい食べ物でも、量を食べると不調になってしまうので、量も加減しながら食べる。3食のほか、間食もとり、体重が減りすぎないようにしている。

今までダイエットしてもまったく痩せなかったのに、一週間ていどで3kgほども減ってしまった。身長163cm、52後半〜53kgくらいの体重は、50をきり49kg後半になってしまった。こんな胃の不調ははじめてだ。年齢的に消化機能が弱くなって食べられなくなるのは知っていたが、ついにきてしまったか……。しばらく様子を見てみようと思う。

おなかの弱い人の胃腸トラブル (幻冬舎単行本)